2020年08月04日
市川新太郎先生の論文「Optimal target b-value on computed diffusion-weighted magnetic resonance imaging for visualization of pancreatic ductal adenocarcinoma and focal autoimmune pancreatitis.」が、Abdominal Radiology 誌に掲載されました。
【論文解説】
この研究では、拡散強調像を応用したComputed diffusion-weighted imaging (cDWI)を用いて膵癌と限局性の自己免疫性膵炎を鑑別することを試みました。cDWIは通常の拡散強調像をもとにして、よりb値の高い拡散強調像を作成する手法です。cDWIは主に前立腺癌の検出に関する研究が進んでいますが、膵臓ではまだ報告が少なく、意義のある論文になったと考えています。
市川新太郎