市川新太郎先生の論文が、Magn Reson Med Sci 誌に掲載

2020年09月02日

市川新太郎先生の論文「Transient Respiratory-motion Artifact and Scan Timing during the Arterial Phase of Gadoxetate Disodium-enhanced MR Imaging: The Benefit of Shortened Acquisition and Multiple Arterial Phase Acquisition」が、Magnetic Resonance in Medical Sciences誌に掲載されました。  PubMedを見る

 

【論文解説】

現在肝臓のMRIに広く用いされている肝特異性造影剤(EOB)は一過性呼吸困難感を生じる頻度が通常のガドリニウム造影剤よりも高いと報告されています。また、EOBは通常のガドリニウム造影剤よりも投与する容量が少ないため、適切な動脈相のタイミングをとらえるのが難しいとされています。本研究では1回の息止めで動脈相を複数回撮影することができるDISCOという撮像法が、従来の撮像法よりも適切な動脈相の画像を得るために有用であることを示しました。

市川新太郎