第37回高精度放射線外部照射部会学術大会で齋藤正英先生が高精度放射線外部照射部会賞(優秀賞)を受賞しました。

2024年03月07日

このたび、第37回高精度放射線外部照射部会学術大会で高精度放射線外部照射部会賞(優秀賞)を受賞させていただきました。

本賞は最優秀賞1演題、優秀賞2演題のうちの一つであり、我が国の高精度外部照射をけん引しておられる先生方にご評価いただけたことは大変うれしく思います。

私の演題は「肺癌SBRT-VMATにおけるAIを用いた自動放射線治療計画の実行可能性:手動治療計画との比較」というもので、新たなAIソフトウェアの活用により、臨床使用可能な肺癌SBRT-VMAT治療計画が高速で立案可能であることを示した研究になります。

今後このような技術が普及するにあたって、医師や医学物理士はこれまで以上に詳細に線量分布図を確認する能力や、AI技術適応後の軽微な修正に対応できる能力が必要になると考えておりますので、今後はそのような観点からもさらなる研究を進めていく所存です。

受賞にあたりまして、本研究をご評価いただいたJASTRO高精度放射線外部照射部会の先生方、並びに、研究シーズをご提供いただいたアイラト株式会社の皆様に心より感謝を申し上げます。

齋藤 正英