集中講義第2回「再構成とアーチファクト」報告

2016年04月06日

4月6日(水)第2回目

CT基礎2「再構成とアーチファクト」 講師:相川副技師長

【秋田知子の集中講義日記】

CTより随分簡便な全身スキャニングマシーン(?)から始まり、まさにツボでした。
今日はCTの再構成とアーチファクトというむつかしそうなテーマ。
Radonの定理、サイノグラムなど一つずつ聞きなれないことを解説していただきました。体軸補完、らせんスキャン補完を経て、再構成関数を用いてコンボリューション、バックプロジェクション、各方向からデータを統合してデータを作る。数式をほとんど使わず説明いただいたおかげですっきりと理解できたように思います。数学アレルギーにも優しい仕様!

後半はアーチファクトについてでした。装置、高吸収体、再構成、その他(モーション、キャリブレーション)など様々な場面でアーチファクトが生じることを学びました。CTでのアーチファクトは日ごろモーションアーチファクトくらいしか知らなかったので、ビームハードニングを消す努力などこれっぽちも知りませんでした。改めてCTを支えるスタッフさん方に感謝。
25分、非常に濃密なレクチャーでした。そして活発な質疑応答。ああ、感動を数式で表せなくてすみません。