2016年04月14日
4月13日(水)第5回
造影剤1 「造影剤の副作用の種類と対処」 講師:岡田先生
【秋田知子の集中講義日記】
造影剤の急性、遅発性、超遅発性の副作用と合併症についての講義をいただきました。救急を要するアナフィラキシーでは特に、人を集めること、相談・報告すること、記録に残すことが重要であることが改めてわかりました。合言葉は、困ったら無理せず4644!
その他、副作用ではありませんが、造影剤の動注についてのお話。恥ずかしながら入局初日、私自身、惚れるほどルートがうまくとれたなあと思ったらルート先の逆血が拍動していたのです。このまま検査やってもいいんじゃん?と思いつつ上級医に相談したところ、すぐに抜去止血の指示を得ました。あのままやっていたらCT室は阿鼻叫喚だったでしょう。まさにタイムリーなお話に、心から納得し、専門医の先生でも一回はやっているという岡田先生の言に、弘法にも筆の誤りとばかりに、専門医にも動注の誤りがあるのだなあ!と何となくほっとしてしまいました。もちろん、その後の対処で実力が問われてくるというものです。
また、あくびが出た後血圧低下や失神を来す症例が多いことなどを質疑応答の中で知り、とてもためになりました。私自身、あくびの出るときは、春うららだけでなく血圧が低下しているのかもしれない!(笑)でもとても実践的な内容で、この日も朝から一人たりともあくびのでない講義でした。
4/14から学会で多くの先生が不在となるため4/15の講義はお休みです。私も学会でよく学び(よく食べて遊んで)きたいと思います!