集中講義 第17回「MRI安全管理」報告

2016年05月20日

5月18日(水)第17回

「MRI安全管理」 講師:熊谷副技師長

 

【秋田知子の集中講義日記】

検査時に注意すること(吸着事故、クエンチ)、依頼時に注意すること(吸着事故、加熱)についてご講義いただきました。

MRI禁忌と習った記憶のある医療器具(ペースメーカー、人工内耳、ステントなど)も条件付きでMRIに対応するものがあるとのことであり、今後も変わっていくのだろうなととても頼もしく思いました。

また、ハサミ、筋トレ用リストバンド、掃除道具、ドライバー、ヘアピン、時計など、気を付けなければいけないものは身の回りに本当に多くあることを改めて実感しました。消磁の作業でヘリウムを追加するだけでも1千萬円也!修理も含めるとプラス1千萬円也!安全管理上は勿論のこと、経済面でもヘボミスでは許されないレベルだということを痛感しました。ただ、2日に一回は日本で吸着事故が起きている、すなわち何かしらがMRIに向けて飛んでいる、という事実は衝撃でした。私も何か飛ばさないように気を付けなければ・・・飛ばすのは檄だけにしたいものです。

朝から世界衝撃ナントカのような映像の数々と爆音。吸着事故、クエンチと、自分では体験できない(してはならない、したくない)ホラー映像にびくっと体を震わせたり口をあんぐり開けたりの連続でした。そういえば恐怖体験の6時間以降に記憶効率が上がるという研究結果がありますが…活かせたらなと思います。