ECR 参加報告 ~大宮~

2017年03月06日

2017年3月1日~5日、ウィーンで欧州放射線学会(ECR)が開催され、参加してきました。
App storeで抄録をダウンロードして、参加するセッションを決めます。
英語力に不安しかない自分は教育講演ベースです。BASIC SESSIONSが初日、2日目で6コマ(神経、肺、消化器、生殖泌尿器、頭頚部、腫瘍)ありました。小さな会場でしたが、ほぼ満員でした。教育講演の内容は日本も北米も欧州も同様の印象です。講演ではCADASIL、メラノーマの肝転移など日本では稀な症例が散見され、疫学の違いを実感しました。
EUROPEAN EXCELLENCE IN EDUCATION(E3)では膵腫瘍の講演を聞きました。膵腫瘍のステージング、Neuroendocrine tumours(NETs)、症例検討という講演の流れでした。NETsでは症例の中でGa-68-DOTA-TOC-PET(日本では未承認)の画像が普通に登場しており、薬剤が実用されているのを肌で感じました。
Scientific Sessionsでは自分も甲状腺内用療法について発表させていただきました。座長が優しく、英語を助けていただきました。同じセッションには、チリ、インド、韓国、ポルトガルなど様々な国の演者がいました。多様な母国語を持つ人とコミュニケーションをとれる英語は素晴らしいツールです。
学会後の懇親会では日本の他大学から発表されている先生のお話も聞くことができ、併せてたくさんの刺激をいただきました。自分の環境、能力などできる範囲はあります。その中で常に前を向いて頑張りたいと思います。
最後に学会参加するにあたり、お休みをいただきました、大学病院、関連施設の皆様、ありがとうございました。

大宮慶惠

発表タイトル:「Utility of uptake rate in the thyroid bed measured by 123I tracer study before 131I radioactive iodine therapy for papillary thyrold cartinoma to predict treatment outcome」

 

 

#Yがない
演題登録など設置されているPCを使います。キーボードも似て非なる。小さな発見が楽しいです。